関西花の寺第三番霊場の金剛院はこの地方有数の紅葉の名所でもあります。
平安時代初期の天長6年(829) 第51代 平城天皇の第三皇子、高丘(たかおか)親王によって創建されました。
高丘親王は 第52代嵯峨天皇の皇太子でもありましたが 世の無常を感じて仏門に入り、法名を真如(親王)と称し 弘法大師の十大弟子
の一人として仏教の興隆に尽くしました。急斜面の石段の上に本堂があり、真言密教の修験に相応しい様相を今に残しています。
紅葉した木々の間に見え隠れする三重の塔はこのお寺のシンボル的存在であり国指定の重要文化財でもあります。
急斜面に多く植樹されたもみじや境内に配された庭園は田辺藩主、細川幽斎の手によるものと伝えられています。
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