城屋の揚松明
西舞鶴の市街地を南北に流れる高野川、その上流に位置する城屋の雨引神社。神社の名前から雨乞いの祭りかと思っていましたが、
その昔、村人を脅かす大蛇を退治したという伝説にちなむ火祭りのようです。京都府指定の無形民俗文化財に指定されています。 
境内の広場に立てられた、高さ約16m、直径約2mの大松明の先端に向かって、村の若者達が火の付いた小さな松明を投げ上げる。
小さな松明が放物線を描き、大松明の先端にうまく乗っかると
大松明が燃え上がり、やがて火の粉を撒き散らし、崩れ落ちる。
その様子が、あたかも大蛇がのたうちまわる様に例えられる。
毎年8月14日の深夜に行われる勇壮な火祭りです。


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