吉原の万灯籠
伊佐津川河口付近の吉原、漁師さんや海産物の加工業者が軒を連ねる、海の匂いの立ち込めた町の伝統行事、万灯籠(まんどろ)です。
江戸時代に、クラゲが大量発生して漁が出来なくなり、海神の怒りを鎮めるために始まったとされるが、同時に漁の安全、豊漁を願って、
毎年8月16日の夕刻に行われる。 京都府の無形民俗文化財に登録されている。
長さ18mもの竹製の魚の型に、取り付けた松明に神社で点火された神火を付け、伊佐津川の中央まで担ぎ込んで、ぐるぐると回転させる。
干物の開き魚のようなペッタンコな形ですが、火をつけて倒さないように、ぐるぐると廻せば 丸い提灯のように見える、勇壮な火祭りです。


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