神崎の扇踊り
由良川の河口付近東岸の神埼に祀られる湊十二社の秋祭り(10月第2土・日曜日)。京都府の無形民俗文化財に登録されています。
「東西屋」と呼ばれる裃に烏帽子姿の小さな子が、隊列を率いて町中を練り歩き、境内に入る。本殿前の石畳の広場が舞台となって、
地元の子ども達10人余りが襦袢姿で太鼓を打ち、その背後では 紋付袴姿の大人達が扇子を広げて優雅に舞踊る。
湊十二社
聞きなれない神社名ですが、北前船の寄港地として海運の無事を祈願した神社のようです。和船を模した船が三艇も奉納されている。
本殿脇にはオフネと呼ばれる4.5mもの船屋台が安置されていて、以前はお祭り時に飾りが施され、街中を曳き回したとか。
大鳥居に掛けられた神社名は東郷平八郎の書と言う。参道脇の手洗い所はちょっと変わったれんが造り。神社のすぐ北には、ホフマン窯の
れんが工場があり、舞鶴のれんが倉庫の建造にもその多くが使用されたようですが、その工場から寄進されたもののようです。


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